“はいせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
排斥93.5%
敗績6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廿世紀の写実とは、あるいは概念の肉化にあるのかも知れませんし、一概に、甘い大げさな形容詞を排斥はいせきするのも当るまいと思います。
女の決闘 (新字新仮名) / 太宰治(著)
それゆゑ二階にかいあるひ三階さんがい居合ゐあはせたひとが、階下かいかとほることの危險きけんおかしてまで屋外おくがいさうとする不見識ふけんしき行動こうどう排斥はいせきすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
司馬穰苴しばじやうしよ田完でんくわん(一)苗裔べうえいなりせい景公けいこうときしん(二)けんち、しかうしてえん(三)河上かじやうをかし、せい敗績はいせきせり。景公けいこうこれうれふ。
生れながらにして自然の形を完全に備へ、自然の心を完全に有せる者はわざはひなるかな、けれど、この自然児は人間界に生れて、果して何の音もなく、何のわざもなく、いたづらに敗績はいせきして死んで了ふであらうか
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)