“にべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.1%
鰾膠3.3%
1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おやじの血が騒ぐから」とにべもなくはねつけ、倫子のほうも、てんで問題にしなかったというような噂も聞いた記憶があった。
川波 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さうして身體からだがもうてゝけない場合ばあひつたので兩方りやうはう姻戚みよりものでごた/\と協議けふぎおこつた。勘次かんじもおしなそのときたがひあひしたこゝろ鰾膠にべごとつよかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
にべなく言ひ捨て立んとするに周章あわてし十兵衞、ではござりませうなれど、と半分いふ間なく、五月蠅、喧しいと打消され
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)