“にかは”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貫一は唯不思議の為体ていたらくあきれ惑ひてことばでず、やうやく泣ゐる彼を推斥おしのけんと為たれど、にかはの附きたるやうに取縋りつつ、益す泣いて泣いて止まず。涙の湿うるほひ単衣ひとへとほして、この難面つれなき人のはだへみぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
にかは煮て銀泥ぎんでいかす日の真昼何かしかひそむくらきけはひはも
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
琴柱ことぢにかはして音を求むるの陋を免れぬのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)