“にかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.5%
膠水1.8%
膠皮1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
善は急げで立ちかかると、愛吉、前へ立って、にかわが放れたようだったが、どどどど、どんというと四五段すべり落ちた。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あのお楽ときた日には大変さ。ただもうネットリして、にかわでねって、鳥黐とりもちでこねて、味噌で味を付けたようだよ」
ええと、何だって?——木地を塗りて玳瑁たいまいあるいは大理石マルメルの観をなさしむる法、とくらあ。まず材をよく磨きてのち、鉛丹たん膠水にかわ、または尋常よのつね荏油えのゆ仮漆かしつあわせたる、黄赤にしてたいまい色をなすところの元料もとを塗る。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ことに「食鑑」の著者の自ら謂う如く、エタが獣皮から作った膠皮にかわは少しも穢れとはせず、高貴の御方でもこれを以て製した墨を手にし給いて、厭い給わないのみならず、その墨汁を含ませた筆端は、しばしば筆執るものの唇に触れて汚穢の感じを起さないが如きは、不徹底極まると言わねばならぬ。
エタに対する圧迫の沿革 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)