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につしようき
私は
斷言する、
鷲の
如く
猛く、
獅子の
如く
勇ましき
列國の
艦隊が
百千舳艫を
並べて
來るとも、
日章旗の
向ふ
處、
恐らくば
風靡せざる
處はあるまいと。
之よりは
我大日本帝國の
領地である
事を
表示する
爲に、
幾本の
日章旗を
海岸に
飜して
置いても、
一朝此處を
立去つた
後の
事は、
少からず
氣遣はれるのである。
何百本の
日章旗が
立つて
居つたにしろ、
其樣な
事には
抅はぬ、
忽ち
日章旗は
片々に
引裂かれて、
代つて
獅子や
鷲章の
旗が、
我物顏に
此島を
占領する
事であらう。