トップ
>
なにふそく
ふりがな文庫
“なにふそく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
何不足
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何不足
(逆引き)
ここに、
金持
(
かねも
)
ちの
老人
(
ろうじん
)
がありました。
何不足
(
なにふそく
)
なく
暮
(
く
)
らしていました。
町の真理
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小六
(
ころく
)
は
何不足
(
なにふそく
)
なく
叔父
(
をぢ
)
の
家
(
いへ
)
に
寐起
(
ねおき
)
してゐた。
試驗
(
しけん
)
を
受
(
う
)
けて
高等學校
(
かうとうがくかう
)
へ
這入
(
はい
)
れゝば、
寄宿
(
きしゆく
)
へ
入舍
(
にふしや
)
しなければならないと
云
(
い
)
ふので、
其
(
その
)
相談
(
さうだん
)
迄
(
まで
)
既
(
すで
)
に
叔父
(
をぢ
)
と
打合
(
うちあは
)
せがしてある
樣
(
やう
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
小六
(
ころく
)
は
父
(
ちゝ
)
が
死
(
し
)
んで、すぐと
叔父
(
をぢ
)
に
引
(
ひ
)
き
取
(
と
)
られて
以來
(
いらい
)
、
學校
(
がくかう
)
へも
行
(
ゆ
)
けるし、
着物
(
きもの
)
も
自然
(
ひとりで
)
に
出來
(
でき
)
るし、
小遣
(
こづかひ
)
も
適宜
(
てきぎ
)
に
貰
(
もら
)
へるので、
父
(
ちゝ
)
の
存生中
(
ぞんしやうちゆう
)
と
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に、
何不足
(
なにふそく
)
なく
暮
(
く
)
らせて
來
(
き
)
た
惰性
(
だせい
)
から、
其日
(
そのひ
)
其晩
(
そのばん
)
迄
(
まで
)
も
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
なにふそく(何不足)の例文をもっと
(4作品)
見る