“どうけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道化86.8%
同家7.5%
道家5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし師直は辛抱づよく彼のさかなになりながらも、折々、道化どうけにことよせては、辛辣しんらつに相手を揶揄やゆの手玉に取り、しかも決して怒らせない。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あめれたあさである。修善寺しゆぜんじ温泉宿をんせんやど、——くわん家族かぞく一婦人いちふじんと、家内かない桂川かつらがは一本橋いつぽんばしむかうの花畑はなばたけ連立つれだつて、次手ついで同家どうけひかへ別莊べつさう——あきである——をせてもらつた、とつてはなした。
鳥影 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だから主人がこの文章を尊敬する唯一の理由は、道家どうけで道徳経を尊敬し、儒家じゅか易経えききょうを尊敬し、禅家ぜんけ臨済録りんざいろくを尊敬すると一般で全く分らんからである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)