“だうけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道化92.9%
道外7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「諸君は諸君の……」さんざんな混亂の内に先生が退室された時、高木がわざとらしい道化だうけた聲で呶鳴つた。みんなはそれに和してわいわい騷ぎ立てながら、教室を出て行つた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
男生徒と女生徒とが田舍者の夫婦に假裝して、わざと道化だうけた取り方のもある。またお鳥自身が特に修正までしたと云ふのには、或る庭園の茶室の縁がはで、ハイカラな青年の腰かけたのが寫つてゐる。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
𢌞國巡禮くわいこくじゅんれい假裝かさうしたるロミオをさきに、マーキューシオー、ベンヺーリオー、おの/\おもひ/\の假裝かさうほかに五六にん、いづれも道外だうけたる假面かめんたづさへ、炬火持たいまつもち太鼓係等たいこがゝりとう多勢おほぜいひきつれてる。