“となへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トナヘ
語句割合
50.0%
30.0%
10.0%
稱呼10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぎ次第しだいにて大陰暦たいゝんれき春夏秋冬しゆんかしうとうせつかゝはらず、一年の日數ひかずさだむるものなれば去年きよねん何月何日なんぐわつなんにちと、今年ことし其日そのひとはたゞとなへのみ同樣どうやうなれども四季しきせつかなら相違さうゐせり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
わたくしは所謂新しき女は明治大正に至つて始て出でたのではなく、昔より有つたとおもふ。そしてわたくしの用ゐる此となへには貶斥へんせきの意は含まれてをらぬのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
渡世とせいに致居るやと有に主税之助多兵衞は渡り徒士かちげふと仕つり候と言へば所は何處にて苗字めうじは何と申やととはるゝに住所は小柳こやなぎ町一丁目にて切首きりくび多兵衞ととなへ候と申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一の美しき流れシェストリとキアーヴェリの間をくだる、しかしてわが血族やから稱呼となへはその大いなる誇をばこの流れの名に得たり 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)