“となう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
62.5%
25.0%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その竹町ととなうるは佐竹邸の西門のとびらは竹を以て作れるに依りその近傍を竹門と称したれば右にちなみて町名となせり。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しからばすなわち、あに公平の法ととなうべけんや。これをもって政の要は、徳を先にして刑を後にす。徳のもとは教をもって人心を一にするにあり。明主は天下の心をもって一途いっとに帰せしむ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
名古屋に一軒、犬山に一軒、知多に一軒、都合三軒、いずれも親戚関係で、逸見姓をとなうる大大尽があり、総称して尾張の逸見三家と云い、特殊の尊称と疑惑とを、世間の人から持たれていた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)