“ててふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手帖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)の以前(いぜん)から勘次(かんじ)は秋(あき)になれば掛稻(かけいね)を盜(ぬす)むとかいふ蔭口(かげぐち)を利(き)かれて巡査(じゆんさ)の手帖(ててふ)にも載(の)つて居(ゐ)るのだといふやうなことがいはれて居(ゐ)たのであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「此(こ)の位(くらゐ)のものらしいやうでしたな、案外(あんぐわい)少(すくな)かつたんですな」巡査(じゆんさ)は手帖(ててふ)を反覆(くりかへ)しながらいつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼(かれ)は畑(はたけ)へ來(き)たなり穗(ほ)は一本(ぽん)も伐(き)らないで其(そ)の儘(まゝ)駐在所(ちうざいしよ)へ驅(か)けつけた。巡査(じゆんさ)はそれでも直(す)ぐに官服(くわんぷく)を着(き)て被害者(ひがいしや)と一緒(しよ)に現場(げんぢやう)へ來(き)て見(み)て伐(き)られた穗(ほ)の數(かず)を改(あらた)めて手帖(ててふ)へ止(と)めた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)