“ていじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁字40.0%
亭子13.3%
逓次13.3%
提示6.7%
呈示6.7%
悌次6.7%
禎二6.7%
程咨6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに反していたずらに美人の名に誘われて、目に丁字ていじなしと云うやからが来ると、玄機はごうも仮借せずに、これに侮辱を加えて逐い出してしまう。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
此時大臣の官なかりしゆゑ、大納言にて執政たり。此年七月三日 宇多帝うだてい御位みくらゐを太子敦仁あつひと親王へゆづり玉ひ朱雀すじやく院へ入らせ玉ひ、亭子ていじ院と申奉り、御法体ほつたいありては 寛平法皇くわんびやうほふわうとぞ申奉る。
鳥に初まって大蓋に至るその間逓次ていじ後者が前者より強い、しかして虎より獅、獅より竜鱗、それから火、次に雨、次に蓋が一番強いとしているが
正当せいとう武芸ぶげいとはいわれぬ、幻術げんじゅつ遠駆とおがけなどの試合しあい提示ていじしてきたのを見ると、一同は、かれらのひきょうな心底しんてい観破かんぱして、一ごんのもとに、それをはねつけようと思った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ご提示ていじ定書さだめがき、いかにも承知しょうちいたした」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここには何も異常な困難が呈示ていじされているのではなかった。かれをなえさせるのは、もう何物によっても満たされえぬどんよくとなって現われている厭気いやき——そこから来る狐疑こぎであった。
江木衷えぎちゅう、奥田義人よしと土方寧ひじかたやすし、岡村輝彦、穂積八束やつかの諸博士を始め、松野貞一郎君、伊藤悌次ていじ君、中橋徳五郎君等法学院派の法律家十一名の名をもって「法典実施延期意見」なるものが発表せられた。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
禎二ていじさんが蒲団ふとんの横へ来て、どうですと尋ねたが、返事をするのが馬鹿気ばかげていて何とも云う了見りょうけんにならない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
云い渡した態度と威厳は、実に堂々たるものだったそうな——せがれ程咨ていじもそう云いおりました。稀代な英傑が呉に生れたものだと
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)