“定書”の読み方と例文
読み方割合
さだめがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから米友は、なんとなく穏かでないと感じた時、はじめて、さきほど高札場で読んだお定書さだめがき、その色と木理もくめの新しいのがピンと頭へ来ました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もちろんまだ焼跡のまま空いている地面がいたるところにあって、そこにはより貧しい人たちの小屋が散在している。つじという辻には高札が立ち、そこにはこんな定書さだめがきはり出してある。
「ご提示ていじ定書さだめがき、いかにも承知しょうちいたした」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)