“つゞみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.7%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てる絶壁ぜつぺきしたには、御占場おうらなひばがけつて業平岩なりひらいは小町岩こまちいは千鶴ちづるさき蝋燭岩らふそくいはつゞみうら詠続よみつゞいて中山崎なかやまさき尖端とつさききばである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
沖の方は平なること鏡の如きに、岸邊には青く透きとほりたる波寄せたり。その岩に觸るゝや、つゞみの如き音立てゝぞ碎くる。われは覺えず歩をとゞめたり。
廊ちかくつゞみと寝ねしあだぶしもをかしかりけり春の夜なれば
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
摺合すりあひ茶屋々々の二階には糸竹の調べつゞみ太皷たいこたえる事なく幇間たいこ對羽織つゐばおり色増君いろますきみの全盛をあらはし其繁榮はんえい目を驚せし浮生ふせいは夢の如く白駒はくくひまあるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)