“そうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
双鶴33.3%
双角16.7%
宗愨16.7%
総角16.7%
騒客16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありがとう、そなたという鶴もいてくれて双鶴そうかくじゃ。」
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
夫死して妻のみ孤児を養ふに、第三女真嘉那志さかなし十三歳、たちまち懐胎して十三月にして一男を坐下ざかす。頭には双角そうかくを生じ眼はたまきくるが如く、手足はたかの足に似たり。容貌ようぼう人の形にあらず。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
沈約しんやくの『宋書』に檀和之だんわし林邑国を討った時林邑王象軍もて逆戦むかえたたかう、和之にいていた宗愨そうかく謀って獅の形を製し象軍に向かうと象果して驚きはしりついに林邑にったとある
風聞にれば総角そうかくの頃に早く怙恃こじうしない、寄辺渚よるべなぎさたななし小舟おぶねでは無く宿無小僧となり、彼処あすこ親戚しんせき此処ここ知己しるべと流れ渡ッている内、かつて侍奉公までした事が有るといいイヤ無いという
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
酒泉を汲みあう客たちの瑠璃杯るりはいに、薫々くんくん夜虹やこうは堂中の歓語笑声をつらぬいて、座上はようやく杯盤狼藉はいばんろうぜきとなり、楽人楽器を擁してあらわれ、騒客そうかく杯を挙げて歌舞し
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)