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ぜんてう
ふりがな文庫
“ぜんてう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
前兆
90.0%
禅超
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前兆
(逆引き)
事
(
こと
)
あつて
後
(
のち
)
にして、
前兆
(
ぜんてう
)
を
語
(
かた
)
るのは、
六日
(
むいか
)
の
菖蒲
(
あやめ
)
だけれども、そこに、あきらめがあり、
一種
(
いつしゆ
)
のなつかしみがあり、
深切
(
しんせつ
)
がある。あはれさ、はかなさの
情
(
じやう
)
を
含
(
ふく
)
む。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
豊
(
とよ
)
は
長吉
(
ちやうきち
)
が久しい以前から
屡
(
しば/\
)
学校を休む
為
(
た
)
めに自分の
認印
(
みとめいん
)
を
盗
(
ぬす
)
んで
届書
(
とゞけしよ
)
を
偽造
(
ぎざう
)
してゐた事をば、暗黒な運命の
前兆
(
ぜんてう
)
である
如
(
ごと
)
く、声まで
潜
(
ひそ
)
めて長々しく物語る………
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ぜんてう(前兆)の例文をもっと
(9作品)
見る
禅超
(逆引き)
本郷
界隈
(
かいわい
)
の或禅寺の住職で、名は
禅超
(
ぜんてう
)
と云つたさうである。それがやはり
嫖客
(
へうかく
)
となつて、玉屋の
錦木
(
にしきぎ
)
と云ふ
華魁
(
おいらん
)
に
馴染
(
なじ
)
んでゐた。
孤独地獄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
坊主の方では、幇間から間違の
仔細
(
しさい
)
をきくと、すぐに機嫌を直して大笑ひをしたさうである。その坊主が
禅超
(
ぜんてう
)
だつた事は云ふまでもない。
孤独地獄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ぜんてう(禅超)の例文をもっと
(1作品)
見る
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