“禅超”の読み方と例文
読み方割合
ぜんてう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本郷界隈かいわいの或禅寺の住職で、名は禅超ぜんてうと云つたさうである。それがやはり嫖客へうかくとなつて、玉屋の錦木にしきぎと云ふ華魁おいらん馴染なじんでゐた。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
坊主の方では、幇間から間違の仔細しさいをきくと、すぐに機嫌を直して大笑ひをしたさうである。その坊主が禅超ぜんてうだつた事は云ふまでもない。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)