“ぜんちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前兆86.7%
前頂6.7%
染帳6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸いにこういう奇禍きかを免れる事の出来たのもこれまたチベットへ入って奇禍を免れ安全に故郷へ帰って来られるという前兆ぜんちょうになったかも知れない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
軽く帽子をとったところをみると、前頂ぜんちょうの髪がなり、薄くなっている。年の頃は五十四五歳にみえた。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その染帳ぜんちょうを得てすずろにこれを閲し、匆々として去る。二日を越えてその家回禄す。帳を索むる者、紛然として計をなすを知るなし。林またこれをよぎりていわく、われくこれを記せん、と。