“せきた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
急立75.0%
促立6.3%
督促6.3%
迫立6.3%
逆立6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旦那様、決してあなた、勿体(もったい)ない、お急立(せきた)て申しますわけではないのでござりますが、もし、お宿はお極(きま)り遊ばしていらっしゃいますかい。」
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
暫くすると、欧陽詢は気が注(つ)いたやうに馬を促立(せきた)てた。馬は食べさしの草を啣(くは)へた儘ぽか/\と歩き出した。漸(やつ)と小(こ)一丁(ちやう)も来たかと思ふと、欧陽詢はだしぬけに手綱を引張つて馬を後退(あとかへ)らさうとする。
あまり邪気(あどけ)ないことを言つて督促(せきた)てるので、丑松は斯の少年を慫慂(そゝの)かして、いつそ本堂の方へ連れて行かうと考へた。部屋を出て、楼梯(はしごだん)を下りると、蔵裏から本堂へ通ふ廊下は二つに別れる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
出し呉(くれ)よと逆立(せきた)てられ下女は慌(あわて)て膳拵(ぜんごしらへ)すれば大膳は食事を仕舞ひ用意も底々(そこ/\)に龜屋をこそは出立せり最前(さいぜん)の如く江戸の方へは行(ゆか)ず引返(ひきかへ)して足に任(まか)せて又(また)上(かみ)の方へと赴きける主人の徳右衞門は表の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)