“さかだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逆立90.1%
倒立4.9%
逆竪2.5%
2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お梶は、身体中の毛髪がことごと逆立さかだつような恐ろしさと、身体中の血潮が悉くき立つような情熱とで、男の近寄るのを待っていた。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
屡々自分の家の後庭こうていに設けられた機械体操場にやって来て、一時間も二時間も独りで遊び興じながら、倒立さかだちをしたり、宙返りを打ったり、殆ど倦む事を知りませんでした。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
さりながら今より思い合わすれば、如何いか盲目めくらへび物にじずとはいいながら、かかる危険きわまれる薬品を枕にしてくも安々とねむり得しことよと、身の毛を逆竪さかだつばかりなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
うろこさかだてたるは木葉このは
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)