“さかだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逆立91.7%
倒立8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皿の底には、空想化された一匹の爬蟲類が逆立さかだちしていて、頭部と前肢まえあしが台になり、刺の生えた胴体がくの字なりに彎曲して、後肢あとあしと尾とで皿を支えている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ウム。京葉きょうはさん。」と年増はひざたたいて、「あの人ならむしろダンサー以上。逆立さかだちくらいやり兼ねないわ。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
フランスのある学者が『若し倒立さかだちしてあるくことが「流行モード」となつたとしたら、欧羅巴の婦人は些の躊躇もなく、みなそれを真似るだらう』
東西ほくろ考 (新字旧仮名) / 堀口九万一(著)