“せきたち”の漢字の書き方と例文
語句割合
急立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞より名主の後家ごけお深は急立せきたちナニ九助殿貴樣きさまは親類といひ念頃ねんごろなかわかでも惣内は村役も致す者滿座まんざの中での泥坊どろばうよばはり酒興しゆきようと云てはすみませぬと詰寄つめよせるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけ如何に左仲内記殿の方にてなんと云れしやどうぢや/\と急立せきたちて尋ぬるに左仲は未だ座にもつかさまゆゑ甚だ答へにこまりける主税之助は其次第を聞んとしきりに急ぎしかば左仲は太息といき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のがれん爲吉三郎がこしらへ事にて候如何に菊吉三郎と密通みつつういたしおぼえなきならば其通そのとほり早く申上よと急立せきたちけるにお菊は生れしよりはじめて奉行所ぶぎやうしよへ呼出され大勢の中にて吉三郎がいましめられやつれたるを見て涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)