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せうきん
ふりがな文庫
“せうきん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小禽
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小禽
(逆引き)
汝等
(
なんぢら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の
悪業
(
あくごふ
)
を作る。
或
(
あるい
)
は夜陰を以て
小禽
(
せうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍して疲労をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美の睡眠中にあり。汝等飛躍して之を
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
此
(
こ
)
の
山里
(
やまざと
)
を、
汽車
(
きしや
)
の
中
(
なか
)
で、
殆
(
ほとん
)
ど
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
かなかつた
彼
(
かれ
)
は、
何故
(
なぜ
)
か、
谷筋
(
たにすぢ
)
にあらゆる
小禽
(
せうきん
)
の
類
(
るゐ
)
が、
此
(
こ
)
の
巨
(
おほき
)
な
手
(
て
)
の
獵人
(
かりうど
)
のために
狩盡
(
かりつく
)
されるやうな
思
(
おも
)
ひして、
何
(
なん
)
となく
悚然
(
ぞつ
)
とした。
其
(
それ
)
も
瞬時
(
しゆんじ
)
で。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
利爪
(
りさう
)
深くその身に入り、諸の
小禽
(
せうきん
)
痛苦又声を発するなし。
則
(
すなは
)
ち之を裂きて
擅
(
ほしいまま
)
に
噉食
(
たんじき
)
す。或は
沼田
(
せうでん
)
に至り、
螺蛤
(
らかふ
)
を
啄
(
ついば
)
む。螺蛤軟泥中にあり、心
柔輭
(
にうなん
)
にして、唯温水を
憶
(
おも
)
ふ。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
汝等
(
なんぢら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の悪業を作る。
或
(
あるい
)
は夜陰を以て
小禽
(
せうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍して疲労をなし、唯唯甘美の睡眠中にあり。汝等飛躍して之を
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
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