“じふでふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
十疊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はやゝけた。はなれの十疊じふでふ奧座敷おくざしきは、圓山川まるやまがは一處ひとところりたほど、森閑しんかんとものさびしい。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ると、とこなんにもない。心持こゝろもち十疊じふでふばかりもあらうとおもはれる一室ひとまにぐるりとになつて、およ二十人餘にじふにんあまりをんなた。わたしまひがしたせゐ一人ひとりかほなかつた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
東京とうきやうかね——番町ばんちやう——海水浴かいすゐよく避暑ひしよにくるひとはありませんかな。……この景氣けいきだから、今年ことし勉強べんきやうぢやよ。八疊はちでふ十疊じふでふ眞新まあたらしいので、百五十圓ひやくごじふゑんところひやく勉強べんきやうするですわい。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)