“じせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジセキ
語句割合
事蹟61.3%
自責19.4%
次席6.5%
事跡3.2%
事迹3.2%
寺籍3.2%
寺跡3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれこそはひとりこの御夫婦ごふうふだいかざる、もっとうつくしい事蹟じせきであるばかりでなく、また日本にほん歴史れきしなかでのりの美談びだんぞんじます。
そして自分の机の前に身体をげ出すと共に、此のあさましい試みが生んだ惨劇さんげきの中に、間接ながらとりもなおさず殺人者である自分を見出して、はげしい自責じせきと恐怖とに身を震わせました。
三角形の恐怖 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日本の外には亜細亜アジア諸国、西洋諸洲の歴史もほとんど無数にして、その間には古今ここん英雄豪傑ごうけつ事跡じせきを見るべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
(前略)余登米県ノ知事ヲ承命シ陸前ノ国ニ来ル。国ノ先哲ニ子平ソノ人アリ。ソノ事迹じせきヲ表章シテ以テ後進ヲ奨励スルハワガ職ナリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「さもあろうず。寺籍じせきはどこに属する者か」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玉川のわたしを渡って、また十丁ばかり、長堤ちょうていを築いた様に川と共に南東走する低い連山の中の唯有る小山をじて百草園に来た。もと松蓮寺の寺跡じせきで、今は横浜の某氏が別墅べっしょになって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)