“しやくきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
借金91.7%
爍金8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん收入以上しうにふいじやうくらしをして、むをぬから借金しやくきんつゞけてると事態じたいであるからして、左樣さやう状態じやうたいくににはかねさぬとふのが英米えいべい立前たてまへである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
公債こうさいくなつたばかりでなく多少たせう借金しやくきんがあり、家屋かをく地所ぢしよとは全部ぜんぶきん七十ゑん賣却ばいきやくしたのであつた。
僕の彼等を忘れたのは必ずしも僕に内在する抒情詩ぢよじやうし的素質のりない為ではない。むしろハンケチに汗をふいたり、夏帽子を扇の代りにしたり、爍金しやくきんしよと闘ふ為に心力しんりよくを費してゐたからである。
鷺と鴛鴦 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)