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しちさん
ふりがな文庫
“しちさん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
七三
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七三
(逆引き)
素襖
(
すおう
)
をきて
大太刀
(
おおだち
)
をはいた姿——あれに魂がはいって揚幕から花道にゆるぎ出た時、さらに花道の
七三
(
しちさん
)
に坐って、例の“東夷西戎南蛮北狄”の長台詞を朗々たる名調子で淀みなくつらねた時
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何處
(
どこ
)
か
大商店
(
だいしやうてん
)
の
避難
(
ひなん
)
した……
其
(
そ
)
の
店員
(
てんゐん
)
たちが
交代
(
かうたい
)
に
貨物
(
くわもつ
)
の
番
(
ばん
)
をするらしくて、
暮
(
く
)
れ
方
(
がた
)
には
七三
(
しちさん
)
の
髮
(
かみ
)
で、
眞白
(
まつしろ
)
で、この
中
(
なか
)
で
友染
(
いうぜん
)
模樣
(
もやう
)
の
派手
(
はで
)
な
單衣
(
ひとへ
)
を
着
(
き
)
た、
女優
(
ぢよいう
)
まがひの
女店員
(
をんなてんゐん
)
二三人
(
にさんにん
)
の
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
えた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
確
(
たしか
)
に
十分
(
じつぷん
)
おくれましたわね、
然
(
さ
)
ういへば、
十時五十分
(
じふじごじつぷん
)
とか
言
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
なすつたやうでした。——
時間
(
じかん
)
が
變
(
かは
)
つたのかも
知
(
し
)
れません。」
恁
(
か
)
う
言
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
は、
七三
(
しちさん
)
や、
耳
(
みゝ
)
かくしだと
時間
(
じかん
)
に
間違
(
まちが
)
ひはなからう。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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