“さわや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
99.0%
爽快1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔬菜の浅黄いろを眼にませるように香辛入りの酢がにおう。それは初冬ながら、もはや早春が訪れでもしたようなさわやかさであった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
さうしてはまたまばらな垣根かきねながみじかいによつてとほくのはやしこずゑえた山々やま/\いたゞきでゝる。さわやかなあきくしてからりと展開てんかいした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ははあ、そこらがうもれ井戸か……すすきがざわざわと波を打つ。またその風の冷たさが、さっと魂をあらうような爽快さわやいだものではなく、気のせいか、ぞくぞくと身に染みます。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)