“さがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捜索33.3%
16.7%
捜査16.7%
探捜16.7%
搜索16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト言い懸けて敢て言い詰めず、宛然さながら何か捜索さがしでもするように愕然がくぜんとして四辺あたり環視みまわした。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
灯の影に地を探って、おだやかならず、うそうそさがしものをして歩行あるくのは、その血のあとを辿たどるのであろう。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
七兵衛が駐在所へ駈付かけつける間に、市郎は家中うちじゅうの者を呼集よびあつめて、右の始末を慌しく云い聞かせると、一同は眼をみはっておどろいた。何しろ一刻も早く捜査さがしに出ろと身支度する処へ、塚田巡査も出張しゅっちょうした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はい、こうして鉦太鼓で探捜さがしに出ます騒動ではございますが、捜されます御当人のうちへ、声が聞えますような近い所で、名を呼びましては、表向おもてむきの事でもきまりが悪うございましょう。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
搜索さがし出して修羅しゆら靈魂みたまなぐさめん南無阿彌陀佛/\とくびいだきしめしばらく涙にれ居たり夫より回向院ゑかうゐんの下屋敷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)