“そうさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捜索66.7%
創作12.1%
痩削9.1%
曾索3.0%
搜索3.0%
綜索3.0%
踪索3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サクラ号がゆくえ知れなくなったとき、一行の父兄たちは、死に物ぐるいになって捜索そうさくをはじめたが、なんの手がかりもえなかった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それは、加減かげんにあったとばかりいうことはできません。まったく、このひと創作そうさくであったからであります。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かみに引いた中根の記に「痞𪽶ひかくの症」と云つてあるのが其証の一である。又病を発してより未だいくばくならぬに、全身痩削そうさくして相貌が変じたと伝へられてゐるのが其証の二である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
油断ならぬことには——総領の曾塗そうと、二男の曾密そうみつ、三男の曾索そうさく、四男の曾魁そうかい、五男の曾昇そうしよう——これらがみな、なかなかの者でして、将来の栄達を誓い合い、いつかは梁山泊を攻めつぶし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その曾頭市そうとうしは曾一家の勢力で私領化され、ほとんど全市一大要塞をなし、武術師範の史文恭しぶんきょうをかしらに、曾塗そうと蘇定そてい、曾密、曾索そうさく曾魁そうかいなどの一族でかためられ、じつに苦戦は苦戦だったが
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旭町の宿マルマンへは、この春、周三とおきみがそこを引き上げると間もなく、搜索そうさくの手が入つたのであつた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
吾人がわが邦の将来を卜するの材料はすでにようやく完備し、しかして吾人がこの材料を綜索そうさく考究こうきゅうしたるはもっとも公明正大なるを信ず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
依って我輩は東西両洋文明の大勢を踪索そうさくして、いて現下の世界の大勢に及ぼし、以て今後に於ける我が国民の覚悟を促そうと思う。
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)