“曾頭市”の読み方と例文
読み方割合
そうとうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晁蓋はこの一戦を買って出たばかりに、曾頭市そうとうしの市街戦で矢にあたり、約一ヵ月ほど後、あえなき重傷者になって、故山こざんへ送りかえされて来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして念のため、戴宗たいそう曾頭市そうとうしにやって、虚実をしらべさせてみると段のことばにいささかの嘘もなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いけません、いけません。曾頭市そうとうしおとしたのも、てまえ一人の力ではない。かつは私は徳もなし才もない」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)