“こじうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小姑76.9%
小舅23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなに惡くはございません、——お松さんはあの通りで、世間の小姑こじうととは氣風が違ひますから」
夫の留守にはこの家のあるじとして、彼はつかふべき舅姑きゆうこいただかず、気兼すべき小姑こじうとかかへず、足手絡あしてまとひの幼きもだ有らずして、一箇ひとり仲働なかばたらき両箇ふたり下婢かひとに万般よろづわづらはしきをまか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何うも日本の文壇ぐらゐ小舅こじうとの多いところはありやしない。何うだつて好いぢやないか。
通俗小説 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
そのためか、いまでは以前いぜんちがつて、まあ普通ふつう小舅こじうとぐらゐしたしみはあるとしんじてゐるやうなものゝ、んな場合ばあひになると、つい實際じつさい以上いじやうにもまはして
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)