△ 私が鈍才であるためかも知れないが、何うも本格的な小説が書けない。一時は随分そのために苦労もし、骨も折つて見たのであるが——人一倍いろいろなことをやつて見たいと思つてゐるが、その出来栄の如何といふことよりも、何うもそれでは自分で満足が出来 …
著者 | 田山録弥 |
著者 | 田山花袋 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「新潮 第四十一巻第二号」1924(大正13)年8月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約23分(300文字/分) |