“けつと”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ケツト
語句割合
毛布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の三人が毛布(けつと)の下でうめいた声が、普通の寐息と違ふ事に気の付いたものも多数あるに違ひない。併し誰一人昨夜の刑の執行者を告げるものはない。
一體(たい)の容顏(きりよう)好(い)い方(ほう)なれども、いかにもいかにもの田舍風(いなかふう)、午房縞(ごぼうじま)の綿入(わたい)れに論(ろん)なく白木綿(しろもめん)の帶(おび)、青(あを)き毛布(けつと)を膝(ひざ)の下(した)に、前(まへ)こゞみに成(な)りて兩手(りようて)に頭(かしら)をしかと押(おさ)へし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その時(とき)、黒装束(くろせうぞく)に覆面(ふくめん)した怪物(くわいぶつ)が澤村路之助丈えと染(そ)めぬいた幕(まく)の裏(うら)からあらはれいでヽ赤(あか)い毛布(けつと)をたれて、姫君(ひめぎみ)の死骸(しがい)をば金泥(きんでい)の襖(ふすま)のうらへと掃(は)いていつてしまつた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)