“ぎこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
技巧25.0%
魏公8.3%
偽構8.3%
偽降8.3%
宜黄8.3%
擬猴8.3%
義公8.3%
義興8.3%
羲昊8.3%
羲皇8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溌剌はつらつとして美しい彼女という人間のなかには、ずるさと暢気のんきさ、技巧ぎこう素朴そぼく、おとなしさとやんちゃさ、といったようなものが、一種特別な魅力みりょくある混り合いをしていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
今はよろしく、魏公ぎこうの位に登って、九錫きゅうしゃくを加え、その威容功徳を、天下に見せ示すべきでありましょう
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魏公ぎこうからのお見舞いである」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを牢舎ろうやに下げるには、どんな軽罪な者でも、即座に「仮吟味かりぎんみ」を開き、一応、奉行自身が冤罪えんざい偽構ぎこうの事件であるかないかを確かめた上、奉行の口から
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「明らかに偽降ぎこうです。が、突き放す策もよくありません。和睦をゆるし、こちらはこちらで、手を打てばよい」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は実家を出奔しゅっぽんして、宜黄ぎこうというところへ行って或る家に雇われていたが、やはり実家が恋しいので、もう余焔ほとぼりめた頃だろうと、のそのそ帰って来たのであることがわかった。
すべての猿類はむろんのこと、擬猴ぎこう類でも、食虫類のあるものや、有袋類のあるものさえも、人間のとおりの手を持っている。
我らの哲学 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
彼はあの源敬公の仕事を水戸みと義公ぎこうに結びつけて想像し、『大日本史』の大業を成就したのもそういう義公であり
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
東晋の永和えいわ年中に、義興ぎこうしゅうという姓の人が都を出た。主人は馬に乗り、従者二人が付き添ってゆくと、今夜の宿りを求むべき村里へ行き着かないうちに、日が暮れかかった。
人あるいはいわく、天下泰平・家内安全をもって人生教育の極度とするときは、野蛮無為むい羲昊ぎこう以上の民をもって人類のとどまるところとなすべし。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのは月が無かった。未荘は暗黒の中に包まれてはなはだしんとしていた。しんとしていて羲皇ぎこうの頃のような太平であった。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)