“よしこう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
由公	50.0%
良公	16.7%
吉公	16.7%
義公	16.7%

由公

「なア由公（よしこう）。たいしたものだなあ！」

丹下左膳：01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

良公

船戸の弥八が、仲間の無法者、赤金（あかがね）の升公（ますこう）、いわしの北公、盆持（ぼんも）ちの良公（よしこう）を引きつれ、祭礼の日の如く騒いで駈け来（きた）る、四人とも鍬の柄その他を持っている。

一本刀土俵入　二幕五場 (新字新仮名) ／ 長谷川伸(著)

辰三郎　それをいってくれるな、辛（つら）い。でもなあ、志州鳥羽の港にいる時、こっちにいた頃知っていた良公（よしこう）って奴があったろう、あ奴が何か間違いをして、逃げ歩いて鳥羽の港へきたんだ。

一本刀土俵入　二幕五場 (新字新仮名) ／ 長谷川伸(著)

吉公

紀州の吉公（よしこう）め、おれを、困らすつもりかな？

江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

義公

「オイ、三公、義公（よしこう）」と呼んだら、二人は変装している自分を、知ってか知らずにか、振り返って近づいて来た、と、二人は「宮本利平だ！」と、冷たく云い放（はな）って

眼 (新字新仮名) ／ 徳永直(著)