“きよぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
巨木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臺灣たいわん阿里山ありさんにもすばらしい巨木きよぼくがあります。阿里山ありさん神木しんぼくととなへられる臺灣たいわん花柏さわら紅檜べにひ)は、地上ちじよう五尺ごしやくたかさのみきのまはりが六十五尺ろくじゆうごしやくたか二十五間にじゆうごけん樹齡じゆれい二千年にせんねんといはれてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
それから跣足はだしになつて、かゝへられるやうにしてくだつて、また、老樹らうじゆ大巌おほいは挟間さまひだりに五だん白樺しらかば巨木きよぼくした南祖坊なんそばうだうがあつた。みぎに三だん白樺しらかば巨木きよぼくしたに、一龍神りうじんほこらがあつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さらに二合目にごうめぎて海拔かいばつ五千七百尺ごせんしちひやくしやくのあたりへますと、はやし一變いつぺんしていままでの濶葉樹かつようじゆきゆうすくなくなり、常緑針葉樹じようりよくしんようじゆことにもみるいこみつが、ひのきにたとうひやしらべなど巨木きよぼくそびえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)