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がくしや
さうして
學者も
文學者も、かならずしも
上流社會の
人々ばかりでなく、かへって
低い
位置の
人の
方に
中心が
移つて
來るようになりました。
なさん是
却て
罪人多くならん
媒也とあざけりし人多しとかや
是非學者の
論なりといにしへより
我朝の
掟にぞかゝる事なけれども利の
當然なり
新法を
いやいや さうではない、
学者の研究に無駄はない 研究さへして
置けば
他のことにも
応用できる
しかるを近き頃、村田
春海大人右の
書を京都にて
購得てのち、享和三年の春
創て板本となし、世の重宝となりてより
后の
学者の
机上に
置は、
実に
春海大人の
賜なりけり。