“かついろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝色40.0%
活色20.0%
褐色20.0%
贏目20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
對向さしむかひに、一寸ちよいとせなひねつた、片手かたて敷辷しきすべらした座蒲團ざぶとんはしいて、すらりと半身はんしんつま内掻うちがい土間どまそろへた、二十はたちえた、白足袋しろたびで、これも勝色かついろいコートを姿すがたよくたが、おとうとよこにして
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
故に一頃流行つた小豆色、活色かついろの羽織は、動物園の中の暗い水族館の金魚を思ひ出させたのである。江戸が澁い趣味を東京に殘したのも故ある事だ。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
樺色かばいろに、褐色かついろに、黄色に、すがれて行くさまざまの林の色は、次第に黒ずんで来た。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一〇七為朝ためともが勇猛、為義一〇八忠政ただまさ軍配たばかり一〇九贏目かついろを見つるに、西南の風に焼討やきうちせられ、一一〇白川の宮を出でしより、一一一如意によいみねけはしきに足を破られ