“かっしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
褐色98.0%
闊色2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでは、芝生しばふはもう緑に色づいていたのですが、まわりのやぶや木々は、まだ、はだかで、褐色かっしょくの木のはだを見せているのでした。
田舎の宿屋へ到着した時、多少ハイカラな構えの家では先ず第一に珈琲糖をうやうやしくささげてくる。褐色かっしょくの粉末が湯の底に沈んでいる。
子供のときの苦労は身につく。しかし、その苦労をなまで出さずに、いのちの闊色かっしょくにしたところは、わが子ながらあっぱれである。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)