“かたびら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帷子94.1%
上布0.8%
0.8%
帷巾0.8%
帷衣0.8%
維子0.8%
葛布0.8%
葛衣0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも水色の揃いの帷子に、しん無しの大幅帯をしどけなく結び、小枕なしの大島田を、一筋の後れ毛もなく結い立てています。
茶屋知らず物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
召物は白い上布であらいがありました。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しからざれば一壺の酒一緡の青蚨をもって土産として、ある時は三条西家の青侍等の衣服にとて三を贈ったこともあった。
さらば最期とかねての用意、女肌には帷巾に、上は単衣藍紺縞よ、当世はやりの……
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
峻厳な容態をくずさないが、晩飯の後など帷衣一重になって、宿直の者たちの世間ばなしでも聞こうとする時は、自分もぎたいし、人をも寛がせたいのであった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女が麦藁帽をかぶって、黄麻の大がすりの維子を着て、浅黄ちりめんの兵児帯をしめて、片腕ブラリとさせて俥夫の松さんに連れられて百々瀬へ行く姿を、あたしは町の角で
貯えて置いても入用がないから、その金で葛布を買って、すぐ都へいくなら、すこしはもうけがあるだろう。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
寒い時にはを一枚着、暑い時には葛衣を一枚着、そして、朝と晩には、粥をいっぱいずつ食べて、初めからすこしも物を無駄にはいたしませんが、それでも平生困っております
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)