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かあてん
ふりがな文庫
“かあてん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
カアテン
語句
割合
帷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帷
(逆引き)
入口に垂れた青い
帷
(
かあてん
)
をかかげながら、観音堂の裏手で投げ込んだ手紙のことを浮かべて、あの女はもう見たろうかと思った。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
……もう九時になったか、と、時計の方へやった眼をまた入口の方へやった。青い
帷
(
かあてん
)
は
惰
(
だる
)
そうに垂れて、
土室
(
どま
)
の中に漂うた酒と煙草の
匂
(
におい
)
を吸うていた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
帳場
(
ちょうば
)
の上にかかった八角時計の針の
遅遅
(
ちち
)
として動いて往くのに注意したり、入口の青い
帷
(
かあてん
)
を開けて入って来る客に注意したりした。時計の長針は十時の処を指していた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
かあてん(帷)の例文をもっと
(1作品)
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