“おちたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
落溜71.4%
落給28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々爪尖つまさきからまるのは葉のしずく落溜おちたまった糸のようなながれで、これは枝を打って高い処を走るので。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時々とき/″\爪尖つまさきからまるのはしづく落溜おちたまつたいとのやうなながれで、これはえだつてたかところはしるので。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
本堂の如来によらいさま驚きて台座よりまろ落給おちたまはんかと危ぶまるるやうなり、御新造ごしんぞはいまだ四十の上を幾らも越さで、色白に髪の毛薄く、丸髷まるまげも小さく結ひて見ぐるしからぬまでの人がら
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
本堂ほんどう如來によらいさまおどろきて臺座だいざよりころ落給おちたまはんかとあやぶまるゝやうなり、御新造ごしんぞはいまだ四十のうへいくらもさで、色白いろしろかみうすく、丸髷まるまげちいさくひてぐるしからぬまでのひとがら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)