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うしろさま
ふりがな文庫
“うしろさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
後様
50.0%
背状
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後様
(逆引き)
婆は
鴫沢
(
しぎさわ
)
の前にその趣を述べて、投棄てられし名刺を返さんとすれば、手を
後様
(
うしろさま
)
に
束
(
つか
)
ねたるままに受取らで、
強
(
し
)
ひて
面
(
おもて
)
を
和
(
やはら
)
ぐるも苦しげに見えぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
留りては裂き、行きては裂き、裂きて裂きて
寸々
(
すんずん
)
に
作
(
な
)
しけるを、又
引捩
(
ひきねぢ
)
りては歩み、歩みては引捩りしが、はや行くも
苦
(
くるし
)
く、
後様
(
うしろさま
)
に
唯有
(
とあ
)
る
冬青
(
もち
)
の樹に寄添へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
佐分利は
頭
(
かしら
)
を
抑
(
おさ
)
へて
後様
(
うしろさま
)
に
靠
(
もた
)
れつつ笑ひぬ。次いで一同も笑ひぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
うしろさま(後様)の例文をもっと
(1作品)
見る
背状
(逆引き)
遠
(
とほ
)
く
後
(
あと
)
を
見返
(
みかへ
)
れば、
風
(
かぜ
)
に
乗
(
の
)
つた
友船
(
ともぶね
)
は、千
筋
(
すぢ
)
の
砂煙
(
すなけぶり
)
をかぶつて、
乱
(
みだ
)
れて
背状
(
うしろさま
)
に
吹
(
ふ
)
きしなつて、
恰
(
あたか
)
も
赤髪藍面
(
せきはつらんめん
)
の
夜叉
(
やしや
)
の、一
個
(
こ
)
水牛
(
すゐぎう
)
に
化
(
くわ
)
して、
苜蓿
(
うまごやし
)
の
上
(
うへ
)
を
転
(
ころ
)
げ
来
(
き
)
たる
如
(
ごと
)
く、もの
凄
(
すさま
)
じく
望
(
のぞ
)
まれた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
うしろさま(背状)の例文をもっと
(1作品)
見る
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