トップ
>
『春の修善寺』
ふりがな文庫
『
春の修善寺
(
はるのしゅぜんじ
)
』
十年ぶりで三島駅から大仁行の汽車に乗換えたのは、午後四時をすこし過ぎた頃であった。大場駅附近を過ぎると、ここらももう院線の工事に着手しているらしく、路ばたの空地に投げ出された鉄材や木材が凍ったような色をして、春のゆう日にうす白く染められてい …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「読売新聞」1918(大正7)年1月27日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
冷
(
つめた
)
額
(
ぬか
)
黄
(
きいろ
)
狭
(
せば
)
一
(
ひ
)
知
(
しら
)
張
(
ぱ
)
褪
(
さ
)
疾
(
と
)
犇々
(
ひしひし
)
砂烟
(
すなけむり
)
祀
(
まつ
)
穿
(
は
)
紅
(
あか
)
脚絆
(
きゃはん
)
詣
(
まい
)
賑
(
にぎ
)
赫灼
(
かくしゃく
)
路
(
みち
)
遣瀬
(
やるせ
)
靄
(
もや
)
顫
(
ふる
)
颺
(
あが
)
小児
(
こども
)
俄
(
にわか
)
倚
(
よ
)
勤行
(
ごんぎょう
)
参詣
(
さんけい
)
大仁
(
おおひと
)
如何
(
いか
)
宵
(
よい
)
家鴨
(
あひる
)
甍
(
いらか
)
引摺
(
ひきず
)
掩
(
おお
)
提灯
(
ちょうちん
)
撓
(
たわ
)
撞
(
つ
)
有
(
も
)
殆
(
ほとん
)
煽
(
あお
)