『庭（にわ）』

東京の家は爆弾でこわされ、甲府市の妻の実家に移転したが、この家が、こんどは焼夷弾でまるやけになったので、私と妻と五歳の女児と二歳の男児と四人が、津軽の私の生れた家に行かざるを得なくなった。津軽の生家では父も母も既になくなり、私より十以上も年 …

著者	太宰治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「新小説」1946（昭和21）年1月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約7分（500文字/分）
朗読目安時間	約12分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

累（かさね） 趣（おもむ） 興（おこ） 翌（あく） 甲府（こうふ） 痩（や） 眺（なが） 碁（ご） 素人（しろうと） 絢爛（けんらん） 綺麗（きれい） 罹災（りさい） 田舎（いなか） 膝（ひざ） 膳（ぜん） 芭蕉（ばしょう） 荷風（かふう） 金襖（きんぶすま） 難儀（なんぎ） 飄然（ひょうぜん） 対蹠（たいしょ） 以（もっ） 仰言（おっしゃ） 初心（うぶ） 利休（りきゅう） 厄介（やっかい） 合槌（あいづち） 噂（うわさ） 図々（ずうずう） 太閤（たいこう） 下賤（げせん） 居候（いそうろう） 庵（いおり） 支那（しな） 新内（しんない） 明烏（あけがらす） 機嫌（きげん） 津軽（つがる） 火鉢（ひばち） 生（は）

題名が同じ作品

庭 （新字旧仮名）／ 芥川竜之介 （著）