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鳥打帽
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とりうちばう
ふりがな文庫
“
鳥打帽
(
とりうちばう
)” の例文
けれども、
冬
(
ふゆ
)
の
鳥打帽
(
とりうちばう
)
を
被
(
かむ
)
つた
久留米絣
(
くるめがすり
)
の
小僧
(
こぞう
)
の、
四顧
(
しこ
)
人影
(
ひとかげ
)
なき
日盛
(
ひざか
)
りを、
一人
(
ひとり
)
雲
(
くも
)
の
峰
(
みね
)
に
抗
(
かう
)
して
行
(
ゆ
)
く
其
(
そ
)
の
勇氣
(
ゆうき
)
は、
今
(
いま
)
も
愛
(
あい
)
する。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いま、
俥
(
くるま
)
で
日盛
(
ひざか
)
りを
乘出
(
のりだ
)
すまで、
殆
(
ほとん
)
ど
口
(
くち
)
にしたものはない。
直射
(
ちよくしや
)
する
日
(
ひ
)
の
光
(
ひか
)
りに、
俥
(
くるま
)
は
坂
(
さか
)
に
惱
(
なや
)
んで
幌
(
ほろ
)
を
掛
(
か
)
けぬ。
洋傘
(
かうもり
)
を
持
(
も
)
たない。
身
(
み
)
の
楯
(
たて
)
は
冬
(
ふゆ
)
の
鳥打帽
(
とりうちばう
)
ばかりである。
私
(
わたし
)
は
肩
(
かた
)
で
呼吸
(
いき
)
を
喘
(
あへ
)
いだ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“鳥打帽”で始まる語句
鳥打帽子