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鳥刺
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とりさ
ふりがな文庫
“
鳥刺
(
とりさ
)” の例文
木隠龍太郎
(
こがくれりゅうたろう
)
のために、
河原
(
かわら
)
へ投げつけられた
燕作
(
えんさく
)
は、気をうしなってたおれていたが、ふとだれかに
介抱
(
かいほう
)
されて
正気
(
しょうき
)
づくと、
鳥刺
(
とりさ
)
し
姿
(
すがた
)
の男が
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは、
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
の、あわただしく
流
(
なが
)
れる
日
(
ひ
)
でした。この
雄
(
おす
)
のほおじろは、このあいだから、つけねらっていた
町
(
まち
)
の
鳥刺
(
とりさ
)
しのために、すこしの
油断
(
ゆだん
)
を
見
(
み
)
すかされて、ついに
捕
(
と
)
らえられてしまいました。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鳥刺
(
とりさ
)
し姿に身をやつしておいでなさるが、このお方こそ、
秀吉公
(
ひでよしこう
)
の
帷幕
(
いばく
)
の人、
福島
(
ふくしま
)
さまのご家臣で、音にきこえた
可児才蔵
(
かにさいぞう
)
とおっしゃる勇士だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剣道は
卜伝
(
ぼくでん
)
の父
塚原土佐守
(
つかはらとさのかみ
)
の
直弟子
(
じきでし
)
。
相弟子
(
あいでし
)
の小太郎と同格といわれた腕、
槍
(
やり
)
は
天性
(
てんせい
)
得意とする
可児才蔵
(
かにさいぞう
)
が、それとは
似
(
に
)
もつかぬもち
竿
(
ざお
)
をかついで
頭巾
(
ずきん
)
に
袖
(
そで
)
なしの
鳥刺
(
とりさ
)
し姿。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鳥刺(鳥刺し)”の解説
鳥刺し(とりさし)は、鳥黐などを使用して鳥類を捕獲する行為、およびそれを生業とする人。古くから職業として成立しており、イソップ童話やモーツァルトのオペラ『魔笛』などにも登場する。また、狩猟の仕草を踊りや舞にした伝統文化が鳥刺舞、鳥刺し踊りなど各地に存在する。
(出典:Wikipedia)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“鳥”で始まる語句
鳥
鳥渡
鳥目
鳥屋
鳥居
鳥羽
鳥打帽
鳥籠
鳥越
鳥獣