“鳥刺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりさし60.0%
とりさ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥刺とりさしのハインリッヒ」と「オイゲン王子」をヒュッシュ(バリトン)の歌ったのが推賞される(ビクターJE七一)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
赤い頭巾に赤い袖無し、伊賀袴を穿き、黐棹もちざおを持った、それは十三四の鳥刺とりさしであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
木隠龍太郎こがくれりゅうたろうのために、河原かわらへ投げつけられた燕作えんさくは、気をうしなってたおれていたが、ふとだれかに介抱かいほうされて正気しょうきづくと、鳥刺とりさ姿すがたの男が
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、しろくもの、あわただしくながれるでした。このおすのほおじろは、このあいだから、つけねらっていたまち鳥刺とりさしのために、すこしの油断ゆだんすかされて、ついにらえられてしまいました。
平原の木と鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)