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馬喰町
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ばくろちやう
ふりがな文庫
“
馬喰町
(
ばくろちやう
)” の例文
八五郎は一杯呑むのを遠慮して、晩飯だけ詰め込むと、
馬喰町
(
ばくろちやう
)
の中屋へ、少し早いのを承知で出かけました。
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
引連
(
ひきつれ
)
訴訟
(
そしよう
)
するぞ
急度
(
きつと
)
間違へなと申先是にて
概略
(
あらまし
)
極
(
きま
)
りしなり
率
(
いざ
)
皆々歸るべしと後藤は立上るに三人も
倶
(
とも
)
に出立しが
仲人
(
なかうど
)
佐兵衞へ別れを告げ
馬喰町
(
ばくろちやう
)
を
指
(
さし
)
て歸りける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
父は
馬喰町
(
ばくろちやう
)
の米屋といふ
旅籠屋
(
はたごや
)
の隱居所へ忍び込み、六十三歳になる女隱居を殺害して、金百兩をうばひ取つたと申すことでござりますが、それは本當でござりますか。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
然
(
しか
)
し電車の
通
(
とほ
)
つてゐる
馬喰町
(
ばくろちやう
)
の
大通
(
おほどほ
)
りまで来て、
長吉
(
ちやうきち
)
は
何
(
ど
)
の
横町
(
よこちやう
)
を
曲
(
まが
)
ればよかつたのか
少
(
すこ
)
しく
当惑
(
たうわく
)
した。けれども大体の方角はよく
分
(
わか
)
つてゐる。東京に生れたものだけに道をきくのが
厭
(
いや
)
である。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
書加へられよと申に長兵衞
畏
(
かしこ
)
まり候と
其處
(
そこ
)
は
馬喰町
(
ばくろちやう
)
にて八十二
間組
(
けんぐみ
)
の公事宿だけあれば筆を
揮
(
ふる
)
つて願書を
認
(
した
)
ため直に
翌朝
(
よくてう
)
南町奉行大岡越前守殿へ
訴訟
(
うつたへ
)
出
(
いで
)
しかば越前守殿には願書を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
仕舞
(
しまひ
)
家財
(
かざい
)
を
賣
(
うり
)
て
路銀
(
ろぎん
)
となし
母子
(
おやこ
)
二人江戸へ立出
馬喰町
(
ばくろちやう
)
の
定宿
(
ぢやうやど
)
武藏屋清兵衞方へ宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
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馬喰町中